2016年9月22日木曜日

IoTを地域社会へ 総務省の推進力は本物か?

 

これまでの総務省のICT/IoT戦略としては、テレワーク・WiFi利活用・IoT推進LAB・人口知能・VRと部分的なサービスシーンの推進力であったが、今回は特定地域に複合的技術と統合サービスとして展開し、住民(利用者)目線で利便性を高める取り組みとなる見込み。
2020年東京オリンピック・パラリンピックという目標スケジュールの甲斐もあり、昨今の施策はスピード感がある。
地域の住民・行政・企業の様々なデータ利活用・分析による住民サービスや事業創出を生み出すためにIoTというツールは真の救世主となるのか?





にった

2016年9月17日土曜日

【養殖業 + IoT + インドネシア 1/4】

 

インドネシアにおける養殖業(高級魚や海藻類)は重要な輸出産業として伸びていますが、海洋汚染対策や効率化が急務とされています。

マリンITの先駆者でもある和田教授や畑中教授を中心とした研究グループ(Upsideも参加)は、海洋環境のモニタリングや分析をもとに、今後5年間にわたり、その課題解決に取り組みます。

とはいえ、インドネシアで研究・運用を続けるには膨大な予算や現地パートナーも必要です。
そこで、JICA(国際協力機構)とJST(科学技術振興機構)の合同プロジェクトSATREPSの研究予算(年間1億円弱)ともに、インドネシア海洋水産庁の研究機関と協力して5月から活動を開始しました。



【養殖業 + IoT + インドネシア 2/4】に続く



にった

【養殖業 + IoT + インドネシア 2/4】

 


現在の主な活動は研究・運用そのものではなく、研究予算が最終承認されるために、研究計画について有用性と実効性が十分に資することと2国間の共同研究契約書が締結されることです。
かつて経験したことのない膨大な事務手続きに明け暮れているといった表現が正しいかもしれません。

有用性を明確にするにしても、

 研究としての価値があるのか…

 どれほどの効果が期待できるのか…

 若手研究者の育成とグローバル対応…

 インドネシアの国策にマッチしているのか…

 相手国に取ってどのような国益があるのか…


評価の視点は多岐に渡ります。


また、実現性に至っては、

 (弊社も含めて)参加機関の研究実績

 相手国側の受け入れ態勢

 論理的な実現根拠

 予算の妥当性

と文面にすれば当たり前のことが、「五年の中期計画」と「その後の持続可能な運用」までも加味すると、格段に計画書の難度が跳ねあがります。


【養殖業 + IoT + インドネシア 3/4】に続く



にった

【養殖業 + IoT + インドネシア 3/4】


国際連携・5億円の研究費・二桁におよぶ研究機関の参加。。。 

楽なわけはないですよね。


途方もないチャレンジに挑んで、苦労ばかり増える一方なのに、なぜか後ろ向きでもなく、諦める気分にもならないのが不思議でもあります。


これまで、その理由は考えなかったのですが、3回目のインドネシア訪問を終えて振り返ると研究チームの姿を見ていて、ぼんやりと感じることがあります。

自分たちの足跡や成果がインドネシアのパートナーに求められているなら、役に立ちたい。


多分野の専門家がお互いに刺激しあい、幾つものシナジーを感じる。

人種・言語・世代が違えど、チームとしての一体感。

課題は山積し続けているが、ひとつひとつ解決すると、確実に前へと進んでいる実感。


具体的に「どこが」と聞かれても、今はまだボンヤリとしています。

ただ、初老を超えた自分でも、1年後・5年後に振り返るとまだまだ成長を感じられるのではないか? と楽天的な期待が湧いてくるのです。


【養殖業 + IoT + インドネシア 4/4】に続く



にった


【養殖業 + IoT + インドネシア 4/4】


今回のジャカルタ&バリ出張では、計画協議や契約詳細の打ち合わせに時間を費やすとともに、研究実施予定地の調査や現地関係者との意見交換を経験したことも、将来の期待を助長したのかもしれません。

ただ、マラソンに例えれば、実はまだ参加資格を得たに過ぎません。
走り出したら、さらなる困難と辛さが続くのは明らか。

完走の瞬間に何を思うのか。それも期待のひとつ。



にった

 


2016年9月11日日曜日

【手応えアリ?】

 


IoT+新事業創出」マーケティング講座の初開催が9月9日に無事終了しました。



参加企業様は機器メーカー、システムインテグレータ、IoTサービス会社と多様でしたが、各社にとって新事業創出が必要であることは同じ課題のようです。
二時間という時間枠に押し込むには話題が多すぎたかなとも反省していますが、「退屈しなかった」との参加者意見をポジティブに捉えています。


セミナーコンテンツは、新事業創出に向けた時間軸の捉え方に始まり、日常業務と真逆の未来思考型発想、新規参入によるダイナミックな業界変動が前半を占めます。
後半は、その状況下でIoTの利便性がどのように関わり、上位目標を達成していくのかと踏み込みます。特に重要なことは、未来を創る当事者であると意識することです。

目標市場やターゲット層によって新事業への取り組み方は異なりますが、実はその方法論は共通しているのです。
当セミナーでは、その方法論を簡潔にまとめ、具体例で理解できるともに、新事業創出の思考基盤を築きます。


当セミナーの受講後は「IoTを導入して事業創出すること」に躊躇なく突き進んで欲しいと願っています。

今回の参加者にとって、「日常では得られないInspire」を得たのであれば本望です。


実際に事業創出に取り組むにあたり、目標やターゲットユーザーの設定に迷いがあれば、「ビジネスモデル編セミナー」や「ターゲット設定ワークショップ」を試してみてください。


Upsideはチャレンジを応援し、共に光を見出します。


セミナーの様子は、別途動画で配信しますが、配布資料は下記にてダウンロードしてくださいマセ。


来月から定期開催の予定であり、年内は

10/13(木)

11/17(木)

12/7(水)

に開催しますので、奮ってご参加ください。



にった




ミラクル! クライアント企業のサービスとそのエンドユーザーが総務大臣賞を受賞

3年以上の開発支援をしてきたフジテコム様のリークネッツセルラーサービス。 上水道管路の漏水検知システムが従来検収事業モデルからLTEによる自動データ収集機能に昇華して、新しい価値の創出が社会に認められた瞬間です。      弊社代表新田      フジテコム様          ...