沖縄県緊急事態宣言により、2月に開催予定だった第9回セミナーは6月4日に延期されましたが、またもや緊急事態宣言が再発令される事態となりました。
開催会場であった沖縄県立図書館大ホールも閉館となり、最後の手段として、完全オンライン聴講の形式で決行することとしました。
スピーカーは那覇市内の会議室に集結し、感染防止措置を徹底のうえ、スライドとスピーカービューの2画面構成で配信されました。
今回の趣旨は、中小企業どおしの協業こそが、IoT/AI活用型のビジネス展開を十分可能にするという信念のもとに、ゲストスピーカーやコンソーシアム会員企業の実績を紹介することでした。
ゲストスピーカーの「沖縄のIT番長」常盤木 龍治さん。
パラレルキャリアエバンジェリストの名の通り、IT/IoT/AIの多岐にわたる知識と経験をもとに、伊勢市のえびや食堂のAI活用事例を熱く、熱く、熱く語っていただきました。
沖縄への永住を決意表明し、「地方の中小企業よ胸よ晴れ!」とのテーマの通り、会社規模ではなく、テクノロジーの質とコミュニケーションの密度を重視して課題を乗り越える姿は全ての聴講者の胸に響いていたかと思います。
第二部はコンソーシアム会員企業の事業化への道筋を詳細にご披露いたしました。
とても生々しいヒストリーも交えて。弊社代表の新田からは、マリン・ワーク・ジャパンとの水産IoTの共同事業化の事例を発表しました。
2年の月日を経て、まさにこれから県内漁協へ横展開する時期とも重なりました。
聴講参加者も40名枠を埋め尽くし、東北・関東・関西・石垣島からもアクセスいただいたことはコロナ禍の功名だったかもしれません。
従前の現地参加型だけでは発信地域は沖縄本島に限定されていたことは間違いないのですから。
10月開催の設立4周年記念セミナーは、現地参加とオンラインのハイブリッド型で運営し、さらに質の高い情報発信をいたします。
本音を言えば... オンライン参加もありがたいのですが、聴講者の反応は肌で感じたいという欲も捨てきれません。
そして、そこからビジネスが創出されることこそ、コンソーシアムの最大の目的なのですから。
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