2022年9月17日土曜日

インドネシアにおける水産DX 最終年度報告会 2022

 2016年にSATREPSプログラム(国際協力機構JICAと科学技術振興機構JSTが共同スポンサー)に採択された「マリカルチャビッグデータの生成・分析による持続可能な生産と安定供給の実現」の共同研究も5年間の成果を発表する機会となりました。
発表会場は、ジャカルタに位置するインドネシア 海洋水産省 本庁ビルの大会議室です。

海洋水産省 Kementerian Kelautan Perikanan 受付ロゴ


本部ビル14階会議室


サイネージパネル8枚が並び、音響も視覚も訴求力ありました
表示は小さいですが、関係機関のロゴ一覧も!

弊社代表 新田のボディサイズとモニターサイズの比較

5年間の研究は広範囲のICT活用となり、イワシの漁獲高管理・ハタの養殖業務可視化・海藻栽培の適地適作・赤潮発生シミュレーションとリスクアラート・水産関係者への教育プログラムなどなど。

他にも、インドネシア研究者の修士・博士号取得の費用・教育支援までの人材育成も含め、最終的にはコアテクノロジーの技術移転も実施しました。
これらの結果を関係省庁(JST・JICA・海洋水産省)の上位層への報告する会議は1日を要し、とても内容の濃い成果報告となりました。

研究内容詳細は下記JSTサイトを参照ください。

https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2810_indonesia.html 



弊社が関わった研究パートは養殖ビッグデータの生成(ハタの養殖業務可視化)やサーバープラットフォームの構築でしたが、発表は三重大学 岡辺准教授にビッグデータ生成全体に含めていただきました。
チーム責任者として、説明資料に氏名は掲載されましたが、新田からの発表ではありません....

水産業のICT/DX化で常に課題となるのが、研究終了後の自走モデルです。今回も当初からの注力点ではありましたが、海洋水産省の組織変更や予算大幅縮小により、現時点でも不安要素は残っています。これからの半年間で解決すべき問題ではありますが、成果を有効活用するためにも関係者の努力は尽きません。

一年後に明るい未来が報告できることを祈念しつつ、筆を置きます。


にった
Upside LLC.

 


0 件のコメント:

コメントを投稿

ミラクル! クライアント企業のサービスとそのエンドユーザーが総務大臣賞を受賞

3年以上の開発支援をしてきたフジテコム様のリークネッツセルラーサービス。 上水道管路の漏水検知システムが従来検収事業モデルからLTEによる自動データ収集機能に昇華して、新しい価値の創出が社会に認められた瞬間です。      弊社代表新田      フジテコム様          ...